ぶたこ。の闘病日記

黒い見えない影。

昔の彼。

元カレは同級生でサッカーをしていた。
笑顔が可愛くて明るくて憧れの存在だった。
中学3年生の頃に付き合って笑って名前を優しく呼ぶ
あの声と笑顔が大好きだった。
中学生ながらにこの人だけは失くしたくないと強く思った。
ダイエットも頑張ったしいい彼女でいようと努力した。
高校も同じところに行けて元カレはサッカー部に入部した。
私はサッカー部のマネージャーとして入部した。
毎日が楽しくてマネージャーの仕事にもやりがいを感じていた。
私が自傷していなかった期間は元カレと付き合っていた約11か月だけだった。


元カレを失いたくないと強く思って私なりに努力していたつもりだった。
でも周りには可愛い子たちが多くて不安で不安でたまらなかった。
私がいいと言われたくて安心したくて、いつかいなくなることが怖くて
何度も「別れよう」と切りだしていた。
元カレはそのたびに「いや。」と言ってくれて私の話を
真剣に聞いてくれていた。


でも、元カレは何度も私に別れを告げられきっと心はボロボロになっていたんだと思う。


元カレはいつも私を大切にしてくれて浮気なんかするような人じゃなかった。
でもある日、元カレが浮気しているという話を聞いてしまった。
いつも元カレがしてくれているように信じて話し合いをすればよかった。
なのに私の不安は限界だった。
「いなくなってしまうなら、捨てられてしまうなら私から。」
「わたしなんかじゃやっぱりダメだったんだ。」
そんなことしか考えられなかった。


だから私から別れを告げた。
理由は嘘をついた。元カレしか見ていなかったのに
他の人が忘れられないからと。


二人で泣いて抱きしめあって「ありがとう」と言い続けた。
こんな時も元カレは優しくて。


別れた後、元カレには彼女ができた。
幸せそうだった。
元カレは人が変わったみたいにキツイ性格になって悪口を沢山言われた。
話もしてもらえなかった。他の選手に迷惑がかかると思い退部した。
それ以来、元カレとは偶然会っても話もしない。
目も合わせてもらえない。SNSをフォローしてもブロックまでされる。


元カレは最後のあの日に「お前のことは周りにもう忘れたわとか言いながら絶対未練残ると思うし彼女ができたって忘れられないと思う。軽く半年は未練たらたら。笑
だから友達には戻れないとおもう」と言っていた。



別れて5年経った今になって、幼少期に受けたいじめや虐待から
自尊心が低く幼い頃から不安障害を発症している。不安から眠ることも出来ずに
不眠症も発症していると伝えられた。


もっと早く病気のことがわかっていれば
あの人をあんなに苦しめることはなかったのかな。
もっと早く病気のことがわかっていれば
普通に話したりできるような仲になれていたのかな。


元カレとの思い出の場所や音楽を聴くと
そんなことばかり思ってしまう。


未練とか戻りたいとかそんな感情は彼もいるから
ないと思うけれど 元カレに謝りたくて仕方ない。


あの時あんなに傷つけてごめんなさい。
連絡する方法はいくらでもあるはずだけど
そんな勇気すらない自分が情けない。


元カレがこのブログに気づくことは
一生ないと思うけれどこれを見たら元カレは
すぐに自分のことだって気付くんだろうなぁ。


春は悲しい。



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